Boxion-2015 精度確認と組み立て方法
※このマニュアルの図は、分かりやすくするため、実際の製品の一部を省略しています。

図1
図1の、青い四角で囲まれているネジとナットを緩めてください。

図2
図2のように、ボルトはそのまま残し、ナットだけを外してください。

図3
図3のように、ダイヤルゲージをボルトに通し、先ほど外したナットで締め付けて固定してください。

図4
図4のようにダイヤルゲージの先端が加工テーブルの左上に来るように移動させます。 その後、Z軸をゆっくりと下げて、先端がテーブル面に軽く触れるように調整してください。 このとき、ダイヤルゲージの針が少し振れて、プラス・マイナスどちらの方向にも動ける状態にします。

図5
1. 傾きの確認 図5のように、ダイヤルゲージの先端を加工テーブルに軽く押し当てた状態のまま、スピンドルをゆっくりと右側へ移動させます。このとき、もし針がプラスかマイナスの一方へ大きく振れていく場合、スピンドルに対して加工テーブルが傾いている証拠です。
2. 傾きの調整 テーブルの傾きが確認された場合は、以下の手順で調整します。 まず、図に示されている**図6のネジ(青い四角で囲まれた部分)**を少しだけ緩めてください。次に、リニアシャフトを手で軽く動かし、スピンドルと加工テーブルが平行になるように調整します。
【重要:作業時の注意】 ネジを緩めると、スピンドルなどの重みでリニアシャフトが不意に動くことがあります。必ずリニアシャフトを手でしっかりと支えながら、図6のネジを緩めるようにしてください。
3. 再確認 調整が終わったら、再度、図4と図5の手順(ダイヤルゲージの設置と移動)を繰り返し行い、針の振れ幅が最も小さくなるまで調整を続けてください。


図6

図7
再度図7のようにダイヤルゲージの先端が加工テーブルの左上に来るように移動させます。 その後、Z軸をゆっくりと下げて、先端がテーブル面に軽く触れるように調整してください。 このとき、ダイヤルゲージの針が少し振れて、プラス・マイナスどちらの方向にも動ける状態にします。

図8
1. 傾きの確認 図8のように、ダイヤルゲージの先端を加工テーブルに軽く押し当てた状態のまま、スピンドルをゆっくりと右側へ移動させます。このとき、もし針がプラスかマイナスの一方へ大きく振れていく場合、スピンドルに対して加工テーブルが傾いている証拠です。
2. 傾きの調整 テーブルの傾きが確認された場合は、以下の手順で調整します。 まず、図に示されている**図9のネジ(青い四角で囲まれた部分)**を少しだけ緩めてください。次に、リニアシャフトを手で軽く動かし、スピンドルと加工テーブルが平行になるように調整します。
【重要:作業時の注意】 ネジを緩めると、スピンドルなどの重みでリニアシャフトが不意に動くことがあります。必ずリニアシャフトを手でしっかりと支えながら、図9のネジを緩めるようにしてください。
3. 再確認 調整が終わったら、再度、図7と図8の手順(ダイヤルゲージの設置と移動)を繰り返し行い、針の振れ幅が最も小さくなるまで調整を続けてください。


図9


図10
1. 垂直の確認 図10のように、スピンドルと加工テーブルの間に三角定規を当てて、両者が垂直になっているかを確認します。 説明書で青い辺で示されている接触面に注目してください。この青い辺の部分に隙間ができて三角定規がぴったりと密着しない場合、垂直が出ていない証拠です。
2. 垂直の調整 垂直が出ていない場合は、図11に示されている青い四角で囲まれたネジを緩めて調整します。 基本的には、スピンドル本体を固定している中央の4本のネジを少し緩めるだけで調整できます。 手でスピンドルの角度を微調整し、三角定規が隙間なくぴったりと密着するようにしてください。
3. 固定と再確認 調整が終わったら、緩めたネジを締めてスピンドルを固定します。固定後、再度三角定規を当てて、ネジを締めた際に角度がずれていないか最終確認を行ってください。
【重要:作業時の注意】 調整後に中央の4本のネジを締める際、締めすぎないように注意してください。 強く締めすぎると、スピンドル取り付け用のネジ穴が潰れ、固定強度の低下の原因となることがあります。

図14