Why DSP1F
小型CNCで扱いやすい理由を、
刃の設計で作る。
卓上CNCでは主軸出力、機械剛性、ワーク固定に限りがあります。 DSP1Fは無理に重切削する刃ではなく、切粉排出と扱いやすさを優先したラインアップです。
1枚刃で切粉を逃がす
刃溝が広く、アルミや樹脂の切粉を逃がしやすい構成です。小型CNCで起きやすい詰まり、こすり、発熱を抑えやすくなります。
DLCコートで溶着を抑える
DLCの低摩擦な表面で、アルミや樹脂が刃先に貼り付きにくい方向へ寄せています。切れ味の維持と仕上がりの安定を狙った仕様です。
刃長を伸ばしすぎない
D1.0はL04、D2.0はL08、D3.1呼びはL12。刃径に対して必要な刃長に絞り、細い刃の逃げやびびりを増やしすぎない設計です。
Lineup
用途で選べる、
3本だけのラインアップ。
細部、標準加工、剛性寄りの3段階に絞りました。 「なんとなく中間サイズを増やす」より、使う場面が分かれる構成です。
D1.0
文字彫刻、細溝、細かい逃げ加工向け。細い刃でしか入らない形状を狙うためのサイズです。
- 刃径 D1
- 1.0mm
- 刃長 L1
- 4mm
- 用途
- 細部向け
- 得意
- 文字・細溝
D2.0
最初に選ぶ標準サイズ。小物の外形、ポケット、樹脂やアルミの軽切削で使いやすいバランスです。
- 刃径 D1
- 2.0mm
- 刃長 L1
- 8mm
- 用途
- 標準加工
- 得意
- 小物外形
D3.1
剛性寄りで使いたい時のサイズ。広めの外形、ポケット、仕上げ面を安定させたい場面で選びます。
- 実刃径 D1
- 3.175mm
- 刃長 L1
- 12mm
- 用途
- 剛性寄り
- 得意
- 面・外形
Model Codes
型番表は、販売する3本だけ。
寸法図と型番表だけを見れば、刃径D1、刃長L1、保持径D、全長Lの関係が分かるように整理しています。 購入前に見るべき寸法はここにまとめています。
寸法の見方
D1が刃径、L1が刃長、Dが保持径、Lが全長です。 DSP1F-D3.1-L12の実刃径は3.175mmです。
| Item Code | 型番上の呼び | 実刃径 | 刃長表記 | 位置づけ |
|---|---|---|---|---|
| DSP1F-D1.0-L04 | D1.0 | 1.0mm | L04 | 細部、細溝、文字彫刻 |
| DSP1F-D2.0-L08 | D2.0 | 2.0mm | L08 | 標準加工、最初の1本 |
| DSP1F-D3.1-L12 | D3.1 | 3.175mm | L12 | 剛性寄り、広めの外形・面加工 |
How To Choose
形状と加工量で、最初の1本を決める。
細い刃ほど、折損リスクが支配的。
細溝、文字、細部の逃げ加工向け。小型CNCでは切込みを浅くして、折損と刃物の逃げを先に見ます。
標準サイズは、切粉排出を優先。
最初に選ぶ基準サイズ。アルミ、真鍮、樹脂の小物加工で、細さと剛性のバランスを取りやすいです。
剛性寄りにしたい時の太いサイズ。
広めの外形、ポケット、面の仕上げ向け。ワーク固定が弱いと刃径を上げても面は安定しません。
| 型番 | 実刃径 | 向く加工 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| DSP1F-D1.0-L04 | 1.0mm | 文字、細溝、細部 | 折損しやすいので浅く使う |
| DSP1F-D2.0-L08 | 2.0mm | 標準加工、小物外形 | 最初の基準サイズ |
| DSP1F-D3.1-L12 | 3.175mm | 広めの外形、面加工 | ワーク固定と主軸保持を先に確認 |
A5052 / 10000 rpm
アルミA5052は、
浅く速めに削る。
1枚刃は切粉を逃がしやすいので、こすらせずに切粉を出す条件へ寄せます。 下の数値は10000rpm、ドライ切削を前提にした初期目安です。
- 送り F
- 180-350mm/min
- 軸方向切込み Ap
- 0.02-0.06mm
- 横方向切込み Ae
- 0.05-0.15mm
- 使いどころ
- 細溝、文字、細部逃げ
折損が支配的です。まず浅く、音が軽く切粉が出る範囲で送りを上げます。
- 送り F
- 300-700mm/min
- 軸方向切込み Ap
- 0.03-0.12mm
- 横方向切込み Ae
- 0.10-0.35mm
- 使いどころ
- 標準加工、小物外形
最初に使う基準条件です。溝加工は負荷が上がるので、Apと送りを低めから入ります。
- 送り F
- 500-1000mm/min
- 軸方向切込み Ap
- 0.05-0.20mm
- 横方向切込み Ae
- 0.20-0.80mm
- 使いどころ
- 外形、ポケット、面加工
この刃の基準条件です。A5052では浅く入れてF500から始め、切粉が出ていればF1000側へ寄せます。
共通: DLCコートと1枚刃の切粉排出を活かし、ドライで使いやすい条件です。切粉が残る場合はエアブローで排出します。
溝加工: 横逃げがないため、上の送りと切込みを半分程度から始めます。
調整: 粉っぽい切粉なら送り不足、甲高い音やびびりなら切込み・固定・突き出しを見直します。
対象材料は木材、アルミ、アクリル、真鍮、樹脂です。上の条件表はアルミA5052を10000rpmで加工する時の初期値です。 実際の条件は主軸出力、刃物の振れ、突き出し量、切込み量、材料固定で変わります。
Metall Meister
MetallKraft Millと一緒に使う刃物として。
1枚刃、DLCコート、刃径ごとの刃長を組み合わせた、卓上CNC向けの扱いやすい3型番です。 購入数、在庫、推奨条件の相談はお問い合わせください。